ANGERME 次々続々
2016年4月27日発売のANGERMEトリプルA面シングル
「次々続々」「糸島Distance」「恋ならとっくに始まってる」の感想をかこうと思ったら「次々続々」がとても長くなってしまったのでとりあえず分ける。
「糸島Distance」「恋ならとっくに始まってる」は後ほど。
すっかり遅くなってしまった。今回も3曲ともとても良い。
・「次々続々」
作詞:児玉雨子
作曲・編曲:平田祥一郎
Programming:平田祥一郎
Chorus & Voice:アンジュルム・船生浩美・泰誠
ラジオの音源で聞いたときは歌詞もきちんと聴こえなかったのでとりあえず昔の娘。っぽいなーとか思っていた。
ひなフェスのライブ映像があまりにもかっこよくて何度も繰り返し見た。
かみこのできる子っぷりにたまげた。
デビュー曲でドセンタースタート。
それだけのビジュアルとスキルがある。一人加入も納得。
アンジュルムになってからの曲はつんく♂さんのプロデュースではなかったけどどれも良かった。こんなに良いもの出してきて次はどうなるのだろうと、毎度思っているのだけど、毎回予想を超えてきてくれるので嬉しい。
この次々続々は何がいいかって歌詞がいい。
曲的にはどこか聞いたことあるような感じがしなくもない。
でも歌詞と曲とアンジュルムとぴったり合ってるとおもう。
だからこそ、この曲を聴いたときの高揚感がうまれるんじゃないかな。
あまりトリッキーでもなく、歌詞をうまく伝えられる絶妙なのりやすさぐあい。
今までのアンジュルムの曲はわりと華やかな音でギラギラが強いイメージだったのだけれど、今回の次々続々はそうでもない感じ。
アンジュルムの勢いと歌詞のよさでグッと押してくる。まさに次々続々。
イントロの軍隊っぽい感じもいい。
コールをする場所が分かりやすい曲だからか、ラクーアのリリースイベントでみたアンジュルムのファンのコールがすごかった。ファンと一緒になってより勢いが増す感じ。
ライブ向きというか、ライブを思い切り意識して作ったんだろうなと思う。
「ほんとは誰だっていつだって不安だよ」
って言っているかみこの不安が見えない、むしろ自信のみえる表情とか、
「ほんとの気持ちはいつだってひとつしかない」
って言っているむろたんの気持ちの入った表情とかすごくよい。
あやちょ、りかこがセンターで踊ったときのフォーメーション含めた見た目の安定感とか、めいめいの独特なダンスのアクセントの入れ方とか、1番の「とか思ってみるが~」のいつもふわふわしてるあいあいのキリッとした表情とか動きとか、とても好き。
りなぷーは何時も通り。だがそれがいい。安定してる。
かななんの低音ラップはかっこいいので、もっとください。
ラスサビちょい前の間奏のあやちょのちょっと物の怪っぽい(語彙が足りない)荒々しいソロダンスとか、その後のりかこの弾けるようなソロダンスはやはり手足が長いからかとても映える。
そのあとセンターりかこで前に歩いてくる時にものすごくしっくり来るのは、りかこの持ってるアイドルとしての華ゆえだとおもう。
さらにそのあとの「3,2,1,GO!」の3列で前から順序良く倒れていくところの振り付けかっこいい。
さらにさらにその後の「次々続々 こころがゾクゾク~」の細かく区切って一人ずつ歌をつないでいくところもいい。
ひなフェスのときはタイミングがずれたりしてたけど、ラクーアでは問題なかった。
さすがだと思う。
そしてたけちゃん!!!!たけちゃん!!!たけちゃんかっこいいよ!!!!
たけちゃんかっこいい!!!たけちゃんキレッキレなんだもん!!
「コドモだね~」って言われたい!!!
むしろ何かの着信音にしたい!!!あの絶妙な声色。最高!!!
ダンスも歌もリズム感がいいのですごく好き!!!
入ってきて欲しいところできっちり入ってきてくれるから気持ちよくのれる。
そしてこの衣装でダンスするたけちゃんものすごくかっこいいの!!!
そしてものすごく色っぽいの!!!!もう!みんなみて!!
たけちゃんのソロのダンスとかすごくかっこいいから!!!
かみの毛が顔にかかるけどそれがまたかっこいいの!!!
ショートカット金髪高橋愛ちゃんを思い出した。
・・・とにかくたけちゃんをみてくれ。
しかし歌詞とアンジュルムのシンクロぐあいがまたいい。
作詞家の児玉雨子さんからめいめいとアンジュルムへの言祝ぎだと思ってる。
そして色んな葛藤を認めて未来へ向かう人、新たな生活、新たな道へ歩もうとしている人とそれを見送る人、両方への応援歌だとおもう。
好きな歌詞がありすぎて全部書けないぐらい好き。
あやちょもフルコーラスで言ってたけど
「変わり続けられるような勇気」を卒業して新しい道に進むめいめいが歌い
「変わらぬままそこにある真理」をアイドルとして在り続けるあやちょが歌い
そのあとに「どちらも素敵」と続くのが素敵。
どちらも正しくてどちらも素晴らしい選択。それをさらっと肯定してるのがいい。
作詞の児玉雨子さんはそもそもこの歌詞を2人のことを考えてかいたとの話をフルコーラスのインタビューでしていた。
とくにレコーディングのスタッフにはそのことを言っていなかったそうだ。
「言わなくてもわかるだろ」とのこと。
分かってくれてよかった!初めにここのパートを見たときに涙がでた。
めいめいとあやちょの歩んできた道のりがばーっと頭の中にあふれてきて、めいめいがかっこよくて、あやちょが美しくて感極まってしまった。
そして
「どんなところも 君なら大丈夫 行って おいで ゾクゾクさせてやれ」
「どんな君でも 私は大丈夫 行って おいで ゾクゾク させてやれ」
なんて優しい歌詞なんだろう。信頼と愛情に満ちている。
この歌詞で鞘師を思い出した。
私は鞘師オタだ。
鞘師の才能を心から信じてる。そして戻ってきてゾクゾクさせてくれるのを楽しみにしている。卒業は心底寂しかったし、今もまだ寂しい。全然立ち直っていない。
でも私は鞘師にこの言葉を送りたい。
そしていつの日かまたみんなをゾクゾクさせて欲しい。
鞘師!!まってるよぉおおおおおお!!!
「変わり続ける勇気」と「変わらぬままそこにある真理」で色々考えた。
変わり続けるって娘。もアンジュルムもそうだなと思った。
変わらぬままそこにあるのは、そのグループの歴史とグループの曲。
歌う人によって歌の色は変わる。でも曲は変わらない。
メンバーが変わっても良い曲は歌い継がれてそこで新たなファンを増やす。
オリジナルメンバーの歌が好きな人もいるし、新たなメンバーで歌ってるのも好きだという人もいる。
推してるメンバーが辞めたら別のメンバーを推すという人もいるし、卒業した推しと一緒にオタを卒業する人もいる。
推しのいたグループを箱推しする人もいるし、別のアイドルの応援をし始める人もいる。
変わること、変わらないこと、やめること、続けること、別の道に進むこと、それは人それぞれで、どれも全部間違いじゃない。
良いものは良い、好きなものは好き、応援したいなら応援する。したくないならしない。楽しくなければオタ活は続かないし、義務でするオタ活なんて私はやらない。
でも、娘。やアンジュルム、ハロプロのメンバーやアイドルたちは変わり続けながら、新たな魅力を発信し続けていかないとグループを存続させることはできない。
オタクは飽きるから。情だけでずるずると推し続けるのはなかなか難しい。
恋愛と似ているけどもっとシビアな感じがする。だって1対1じゃないし。
「あの思い出に追い抜かれぬように 人生の路 いざ立て最前線」
変わり続けながら、変わらない「モーニング娘。」や「アンジュルム」(「スマイレージ」含む)という名前を継ぐということはこういうことなのかもしれない。
「どんな君でも 私は 大丈夫 行って おいで ゾクゾクさせてやれ」
この歌詞本当に最高だな。雨子さんありがとう!